Blueskyでさくっと感想を呟こうとしたらとんでもない長文になったので、むかし借りたままになってたブログをひっぱりだしてきました
今回はタイトルの通り、ドラゴンズドグマ2の話
ドラゴンズドグマは1を1年くらい前にプレイ済み、オンラインはやってません
2周して、2周目だけ加護なき世界をやりました
えー…とそれで。考察抜きのあくまで<個人の感想です>というモノなんだけど、あんまり高評価な感じにはならなそうなので、いま現在楽しんでやってる方やDD最高!という方はぜひスルーしてください
ちなみに牛車が壊れやすいとか移動がだるいとかファストトラベルのアイテムが高額(ゲーム内通貨)とかって部分は最初から期待しないで買ってて、むしろ今回牛車あるだけいいよと思ってるので除外してます
ストーリーにはほぼ触れてませんが、キャラの名前とかは普通にだしてるので一切のネタバレが嫌な方は回避お願いします。
というわけで。以下<個人の感想>
ひとことでいうとありとあらゆる部分が中途半端だったなー、と
アクションの面白さ、グラフィック、ストーリー、すべてがいまの大手のフルプライスソフトに期待される標準値に到達してないと思いました
まずアクション面。とにかくカメラワークが悪い
特に大型と戦ってるときが顕著でしがみつくと頻繁に自分の位置がわからなくなったり、魔法で視界が覆われて敵も自分も見えなくなったり。フロストスパイクとかは視界の邪魔すぎてもってるメイジ雇えなくなった。しがみつき時のアクションやカメラワークは1の方がよかった気がする…
最初に書いた通りグラフィックもいまの時代にはおよばないと思う
フレームレートの問題なのか何かとかくつくし(アプデで多少マシになったらしい?)、派手な魔法使うとかくつくし、戦闘時以外でも街を歩いてると突然現れる人とか牛車とか、何年か前のゲームではよく見かけたもはや懐かしい現象が多発する
キャラクリも事前にそれ専用のアプリが出て、獣人も想像以上に細かく作れてすごい!と素直に感じた部分も多いんだけど、前作でもあった「キャラクリ画面では可愛いのに動き出すとゴリラ」が健在。同じCAPCOMのモンハンもそんな感じだったから、ここって表情の作り方が下手なのかな…ムービーの表情は特に違和感があった
あとグラフィックにいれていいのかわからないけど、NPCの好感度があがると頬が赤く染まる演出、表情にも顔にも合ってなくて男キャラとか普通に気持ち悪い。頬染め×中途半端な笑顔のまま街中ずっとつけまわされたときは(それは女の子だったけど)ホラーかよって気分になったよね…。この頬染め演出は前作からで全然進化してなくて逆にびっくりした
次。設定が説明不足な気がする。1やってないとわからないとこ結構あるのでは?ストーリーはメインサブ共に薄い。展開もなんか雰囲気とご都合で乗り切ろうとしてんなって個人的に感じたところも何カ所かあった。考察はしないって書いたからあんまり深くはふれないけど…
あとパッケージに載ってるウルリーケとナデニアは大してでてこなかったよね…。ウルリーケはプレイによっては中~後半ほとんど会わなくなるし、ナデニアも後半マップのキャラだけどこれ書くときに名前を検索したくらいキャラとしての印象が薄かった(獣人の王女様としては記憶に残るけど)
というより、実は二人以外もいろんなキャラの印象が残りにくい。これはストーリーの薄さに関係してると思うけど、例えば序盤で一緒に行動して主人公のことを「こいつはいい奴だ」みたいな発言をしてくれた兵士とかも、あとで会いに行くと「いま任務中ですので」みたいなモブと同じセリフしか言わなくなったり、サブクエで関わったNPCもクエストが終わるとただのNPCに戻るからとにかく違和感がある。NPC全員に名前と好きなものが設定されてるんだけど、全然愛着がわかない
一部メインキャラは護衛クエストでイベクエ後も一応一緒に行動できる機会はあるけど、同じ内容の繰り返しで関係性が深まっていく感じもしないからすぐ飽きる。なんなら自宅の前で待ち構えられてて、家に帰るの諦めて宿屋に泊まったこともある。一応断れるんだけど気が引けるんだよ、そういうのー!
そして、これも前作引き続きだけどさー!好感度システムどうなってんの?
最後に護衛クエしたキャラが結局1番になるイメージ。私は1周目の表ラストなんてアリズン教えてくれる温泉の人だったからね。ちなみに2周目はメネア。ストーリ上のイベントと護衛以外はしゃべったことすらなかったのに
加護なき世界のエンディングで表示された好感度が高いNPCは
1位 ラグナル
好きだったし、花束も何回かあげた。月光の塔のサブイベは生存ルート、加護なき世界で護衛クエ1回(クリア前最後の護衛クエ)だからまあわかる
2位 スヴェン
からくり箱とかは全部スヴェンに好意的な選択、王城に用事があるときはついでに会いに行って花束も渡してた。スヴェンの決意クリア。護衛はなし、頬染めもなし
3位 ベルント
いやなんで!?笑
メインストーリーは当然クリア、加護なき世界で護衛クエクリア。以上…ですけど
これね、なんで!?には一応理由があって。
ブルスカでは呟きまくってたんだけど、私スレイルに結構な粘着プレイしてたんです。スフィンクスの狂気の謎はメイポとスレイルでクリアしたし、頬染めしたし、名も無き村に礎置いてしょっちゅう顔出して花束とかスレイルが好きな石とか渡してた。加護なき世界にきたあともスレイル探し出して(なんであんなとこにいんの…)花束渡したし、頬染めにもなったし、温泉でも会った(嫌われるのが怖いから抱き上げ確認だけしてない)なのに、よ!? エンドロールにすら出てこなかったよねー。ブレンもクリーウナもあるのに、スレイルはないの?
キャラサブクエ絡みでもうひとつ。ここだけちょっとネタバレあります。
女キャラのクエスト限定でキスや一晩を共にした(と思われる)表現が強制ではいるのなんとかならなかったの。これ前作もあったんだけど、クエストをやらない以外に回避方法がない。男キャラとの強制イベはないから、製作者の主人公想定が男なんだろうなーというのが常にちらつくんだよね。前作では屈強な騎士がゴブリンにいたぶられて女性的仕草(乙女走りみたいな)で逃げ惑うシーンがあったり、なんだろう『想定』から外れたものに対するフォローが雑というか。前作は時代的な部分もあってまあそんなもんかな…と思ったんだけど、本作でも変わらなかったから、ここの方針なのかもしれない
次。セーブシステムが最悪
オートセーブでセーブは1カ所、一応宿屋や自宅に泊まったときのセーブはわけられるけどそれ以外はどんどんオートで上書きされるシステム。なんでこの時代にこれを採用したのかわからない。やり直しができない現実の表現なのか、竜の鼓動使ってほしいのか、とにかくどんな意図があるにしても個人的には普通にセーブさせてほしかった。特に真ENDクリアするとクリア前に戻れないのは、「あ、もういいや」って気持ちに拍車がかかったと思う
賛否両論(というか批判的な意見が多い気がする)竜憑きは、結局最後まで未経験でした。ただこれがあるせいで顔が見えてて目の色が赤くないポーンしか借りなかったり、メイポにも顔が見えない装備はさせなかったです。そう言った意味でせっかくあるものに制限をかけるだけの要素って感じはするかな…。真エンドみてるからやりたいことは想像できるけど、ほかのやり方はなかったのかと…
※竜憑き、最新のアプデで少し変わったみたい?クリアしたのが10日前でそれきりいじってないのでこの記事はアプデ内容反映できてません
ジョブバランスは前回よりさらに悪い印象あったなー
幻術師とか使う意味あるのか…利点は牛車守るために自分が囮になれるくらい。ジョブランク8まで真面目に幻術師やったけど最後はアリズンの経験値わりふりで10まであげました
あと強いほうではシーフの虚心の極みがチートすぎる。魔剣士の仲間も込みで無敵はれるのも強いとはいえ、やっぱりシーフは頭一つ抜けてるイメージ
しがみつきのカメラワークが嫌で2周目はほぼマジックアーチャーで通したけど、マジックアーチャーの跳弾も洞窟内では壊れ性能。大型も普通に跳弾で倒せて、何を倒したのかすらわからないまま経験値が大量にはいる
と、まあ文句をたくさん書いたけどいいところもあります
誰かにお勧めするかっていうとそれなら別のゲームにするんだけど、それはそれとして楽しめた部分もあります
ポーンがクエスト案内してくれたり、マップ上の宝箱やアイテムを「なんかあるよ」って教えてくれたりするのはわりと良かった。ただ敵襲で中断されるとクエスト案内以外は消えちゃったりするのがちょっとかなー。「案内出来ます」「GO」ってやっても5回に1回くらいは指示が通ってないことも
PSNに加入してなくても他ユーザーとポーンの貸し借りができるのは楽しかった。個人的には人様のメインポーンは眺めてるだけでも結構楽しい
あ、あと今回はエンドコンテンツがないんだよね。黒呪島とかポーンギルドの地下に広がってたダンジョンとかみたいな。クリア→最初からどうぞ!強くてニューゲームできます!はやる気しないのよ…。いやごめん、エスコンくらい面白かったらやるけどそこまでモチベがあがる中身じゃなかっ(ry
総括というか、だらだら書いたまとめとして
12年ぶり新作という期待は正直下回ってました
開発のやりたいことはなんとなくわかるけど、PS4全盛期くらいならまあ…じゃないかな。オープンワールド系ゲームに対するユーザーの目が肥えてしまったいまの時代では酷評含めたいまの評価も納得できる
冒頭で書いた通り1年前にやった1については10年前のゲームとして楽しんだ。今回のこれも5年前のゲームだったら「よくできてるなあ」って言えたかもしれない